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ナサォオン・ポルト・ヒコ ファベーラ募金。第一回送金完了のお知らせ。

私が太鼓修行でお世話になっているブラジル、ペルナンブーコ州レシーフェのピーナというファベーラ(いわゆる南米のスラム街)、そしてそこで活動するカンドンブレ(アフリカ系信仰)教会を中心とした伝統芸能マラカトゥの共同体ナサォン・ポルト・ヒコへの募金、たくさんのご厚意ありがとうございます。

この4月初頭に一度集まったお金を送金手続きに向かいましたが、新型コロナウイルスによる国際送金代行会社の営業制限が行われており送金が大幅に遅れたことをご理解ください。

皆様からいただいた¥80,000の援助から送金手数料¥2,000を引いた¥78,000(3,680.68 reais)をナサォン・ポルト・ヒコ代表で私のマラカトゥの師匠、メストレ・シャコン氏に送金いたしましたことをご報告いたします。

現在、レシーフェもまたウイルス禍とそれに対抗するための市民の自粛活動の真っ只中にいます。

送金は遅れましたが、我々からの援助を見込んでシャコン師匠は既にファベーラの人々に在宅で過ごすためのBasic foodsなど必要物資の配給を開始しています。平時から雇用、衛生、治安、そして政府からの保障の不備など、日本では考えられないくらい不安定な社会に対してこうした直接的な支援は防疫的観点からも大変力になります。

本募金は、厳しい環境で伝統芸能や文化の継承にあたり、地域の安定化に勤めている団体への支援であり、コロナウイルスによる被害への補償に用途を絞ったものではありませんが、現状、支援の大半はこうした防疫と貧しい人々への経済補償に充てられる事になると思います。

支援募金はもうしばらくオープンな状態にしておきます。日本も大変な中ですが、よろしければ引き続きご支援を宜しくお願い致します。

【ナサォン・ポルト・ヒコ ファベーラ募金】

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